【ドクターチャッピー徹底検証】「クマは射殺、オタクくんは逮捕止まり」=ヒューマンライツ最強説は成立するのか?
近年ネット界隈で散見される、
「善良なクマさんが街に繰り出すと最悪射殺されるのに、
オタクくんが思いっきり暴れても逮捕止まり。
ヒューマンライツがいかにチートかの証左である(キリッ)」
という主張。
一見すると暴論に見えるが、実は「人間社会とは何か」を考える上で
なかなか興味深い論点を含んでいる。
ドクターチャッピー研究所が徹底検証していこう。
結論
半分正しい。だが理由が違う。
クマと人間の扱いが違うのは、
「人間が偉いから」ではなく、
人間社会が人間同士のルールで構築されているから
である。
第一の論点:クマは善良でも危険判定される
クマが街に現れた場合、
その個体が人格的に善良かどうかは評価されない。
- 人を襲う可能性がある
- 制御できない
- 予測不能
- 避難コストが大きい
というリスク評価が優先される。
つまりクマ界の善人(善熊)だったとしても、
「すまんな、危険度S判定なんや」
となる。
悲しいがこれが現実である。
第二の論点:オタクくんは暴れても人権が適用される
一方で人間が暴れた場合、
原則として
- 逮捕
- 拘束
- 裁判
- 刑罰
という手続きが踏まれる。
なぜなら近代国家は
「人間を即処分してはいけない」
という考え方の上に成立しているからである。
ここで登場するのがヒューマンライツ、
つまり人権である。
ネットミーム風に言えば、
人権バフ:被ダメージ-90%
即死耐性:有り
裁判イベント:強制発動
と言える。
第三の論点:実は人権はチートというより維持コストが高い
ここが重要である。
人権は確かに強い。
しかしその裏側では、
- 警察
- 裁判所
- 刑務所
- 税金
- 法律家
が膨大なコストを払っている。
クマに裁判を開く社会は存在しない。
オタクくんに裁判を開く社会は存在する。
つまり、
「ヒューマンライツはチート能力」
というより、
「文明が維持している超高額サブスク」
と表現した方が近い。
第四の論点:クマにもある意味で権利は存在する
実は現代では野生動物保護の考え方も強くなっている。
そのため、
- むやみに駆除しない
- 捕獲して山へ戻す
- 生息環境を守る
といった措置も取られる。
つまり完全にノーライツというわけでもない。
ただし人命との衝突時には人間側が優先される。
ヒューマンライツ > ベアーライツ
という現実的な優先順位があるわけだ。
チャッピー総評
「クマは射殺、オタクくんは逮捕」
という比較から
ヒューマンライツ強すぎワロタ
と感じるのは理解できる。
実際、人権は近代文明最大級のバフである。
しかし本質は
人間が特別だから守られている
のではなく、
人間社会が人間を処理するための制度を持っている
という話である。
よって本説は、
「ネタとしては85点、社会学的には70点、
法哲学的には『人権というより文明インフラの話』でFA」
とドクターチャッピー研究所は結論付けるのであった。
(眼鏡クイッ)