Lose-Loseを「誰得」と意訳するなら、Win-Winは何になるのか問題
英語の Lose-Lose は本来、
「双方が損をする状態」を意味する。
しかしネットミーム翻訳界隈では、
Lose-Loseはしばしば
「誰得」
と意訳される。
つまり、
- 勝者なし
- 利益なし
- 得する人が見当たらない
- 何のためにやってるのか分からない
というニュアンスである。
ではWin-Winは?
普通に訳せば
「双方に利益がある」
で終わる。
しかしLose-Lose→誰得という
ネット翻訳路線を採用するなら、
対になる表現も欲しい。
候補①「皆得」
最も直訳的。
誰得の対義語として
非常に美しい。
誰得 → 皆得
シンプルで分かりやすい。
候補②「全員優勝」
近年のネットスラング的にはかなり強い。
全員優勝
Win-Winどころか
全参加者がハッピー。
概念としては
Win-Winの上位互換ですらある。
候補③「得しかない」
オタク界隈で極めて使用頻度が高い。
このコラボ、
得しかない。
実質的なWin-Win表現。
候補④「何得」
今回の本命候補。
Lose-Loseを誰得と呼ぶなら、
Win-Winは
何得!?
である。
ここでの「何得」は
- どこから利益が湧いているのか分からない
- 全方向にメリットがある
- 得の出所が謎
- むしろ怖い
という、
誇張表現として機能する。
例えば、
無料配布、特典追加、送料も無料。
何得!?
となる。
Lose-Loseが
「誰も得しない」
なら、
Win-Winは
「得する奴が多すぎて把握できない」
なのである。
チャッピーくん的最終結論
厳密翻訳なら
Win-Win=皆得
ネットミーム翻訳なら
Lose-Lose=誰得
Win-Win=何得
が最も対称性が美しい。
誰も得しない世界の反対は、
誰が得しているのか分からないほど
全員が得している世界だったのである。
誰得 ←→ 何得
この一文字差に、
インターネット言語学のロマンが詰まっている。