アニメ・漫画界三大「ヤバい女だと思ったら一番まともだった女」説を検証する ~川嶋亜美、柴ちゃん先生、あと一人~
アニメや漫画には、登場した瞬間に読者から
「うわっ、この女ヤバい……」
と思われるキャラクターがいる。
しかし物語が進むにつれ、周囲がさらにヤバいことが判明し、気が付けば
「いや、むしろこの人が一番まともでは?」
という逆転現象が発生することがある。
今回はネット民の間で密かに議論されそうな
- 川嶋亜美(とらドラ!)
- 柴ちゃん先生(少年のアビス)
- あと一人
という三大候補について検証してみたい。
川嶋亜美 ~再視聴すると評価が180度変わる女~
まずは鉄板枠。
『とらドラ!』の川嶋亜美である。
初登場時の印象は散々だった。
- 猫を被る
- 腹黒
- 毒舌
- 裏表が激しい
視聴者の多くは
「絶対に面倒な女だ」
と思ったはずである。
ところが物語が進むにつれて様子がおかしくなる。
周囲の人間が感情で突撃を繰り返し、恋愛偏差値を地面に叩き付ける中、亜美だけが冷静に全体を見ているのである。
学生時代は嫌な女に見えた。
社会人になって再視聴するとこうなる。
「いや、お前が一番まともだったんかい!」
アニメ界屈指の再評価キャラである。
柴ちゃん先生 ~少年のアビスという地獄が生んだ相対的常識人~
そして問題児。
いや、問題児という表現では足りない。
『少年のアビス』の柴沢由里こと柴ちゃん先生である。
初登場時の読者の反応はだいたい一致している。
「この先生、絶対ヤバいだろ」
である。
実際ヤバい。
- 距離感がおかしい
- 精神状態が危うい
- 行動原理が不穏
- 教師として色々アウト寄り
どう考えても危険人物である。
しかし『少年のアビス』には一つ問題がある。
周囲がもっとヤバい。
本当にもっとヤバい。
信じられないくらいヤバい。
物語が進むにつれて読者はこうなる。
序盤
「柴ちゃん先生怖え……」
中盤
「あれ?意外と話通じるな……」
終盤
「もしかしてこの人まとも寄りでは?」
もちろん客観的に見れば十分危険人物である。
しかし少年のアビス世界では相対評価が全て。
読者の倫理観までアビスに引きずり込む恐ろしいキャラクターである。
あと一人問題
ここで最大の難問が発生する。
川嶋亜美は分かる。
しかし柴ちゃん先生を入れた瞬間、議論が成立しなくなる。
なぜなら
「柴ちゃん先生をまとも判定していいのか?」
という根源的な問題が発生するからだ。
候補としては様々な名前が挙がる。
- 戦場ヶ原ひたぎ
- 霞ヶ丘詩羽
- 安達垣愛姫
- 雪ノ下陽乃
しかしどれも決め手に欠ける。
むしろネット民の総意はこうかもしれない。
「あと一人より先に柴ちゃん先生の扱いを決めろ」
結論
現時点での三大「ヤバい女だと思ったら一番まともだった女」は
- 川嶋亜美
- 柴ちゃん先生
- 募集中
である。
特に柴ちゃん先生については、作品未読者ほど
「は?」
となるだろう。
だが『少年のアビス』読者は知っている。
あの作品において「まとも」とは絶対評価ではない。
相対評価である。
そして相対評価を極限まで突き詰めた結果、読者は禁断の結論へと辿り着く。
「柴ちゃん先生、まだマシだったな……」
その時点で読者もまた、アビスの住人になっているのである。