庶民的三大ミラノ、「ミラノサンド」「ミラノ風ドリア」あと一つ問題を検証
日本人にとって「ミラノ」とは何か。
それはイタリア北部の経済都市であり、ファッションの都であり、
本来なら高級感と洗練の象徴である。
しかし日本のネット民にとってのミラノは少し違う。
- ドトールのミラノサンド
- サイゼリヤのミラノ風ドリア
この二大巨頭によって、
「ミラノ=庶民派炭水化物」という謎の概念が成立しているのである。
そして長年ネットで論争されているのが、
「庶民的三大ミラノ、あと一つは何なのか?」
今回はその問題を徹底検証する。
まず二強が強すぎる
① ミラノサンド
ドトールの看板商品。
1993年から続くロングセラーであり、
「なんかオシャレそうなパン」の代名詞である。 0
重要なのは、
実際のミラノ料理感はかなり薄いことである。
ネットでも、
「ミラノ市民に見せたらどういう反応するんだろう」
というツッコミが定番化している。 1
しかし逆に、
- ちょっと都会的
- ちょっと欧風
- でも価格は庶民的
という絶妙なポジションにより、
「日本人が思うミラノ」を完全に掌握した。
② ミラノ風ドリア
こちらはサイゼリヤの絶対王者。
しかも厄介なのが、
「ドリア自体が日本発祥」という点である。 2
つまり、
「日本生まれのドリア」を
「ミラノ風」にしている。
もはや何がイタリアなのか分からない。
だが安い。
圧倒的に安い。
サイゼリヤの象徴として、
“庶民のイタリア”の地位を確立した。 3
では、あと一つは?
ここからが本題である。
候補は複数存在する。
候補① ミラノ風カツレツ
最も「本物寄り」の候補。
実際にイタリア・ミラノには
「コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ」
という仔牛カツ料理が存在する。
つまり唯一、
本当にミラノ感がある。
しかし問題がある。
- 庶民ネットミーム力が弱い
- チェーン看板商品感が薄い
- “いつものアイツ”感がない
強いが、
「庶民的三大ミラノ」の文脈ではややエリートすぎる。
候補② ミラノプリン
一時期コンビニ界を席巻した存在。
硬めプリンブームにより、
「イタリアっぽい濃厚感」を背負わされた。
だが、
- 継続性が弱い
- 国民的定番になり切れなかった
という欠点がある。
候補③ ミラノピザ
響きは強い。
しかしピザ界には
「ナポリ」が強すぎる。
日本人のイタリア炭水化物認識は、
- ナポリ=本場
- ミラノ=なんかサンドとドリア
になっているため、
ミラノピザは存在感が薄い。
結論:第三のミラノは「ミラノ風カツレツ」説が最有力
総合すると、
やはり最有力は
「ミラノ風カツレツ」である。
理由は、
- 知名度がそこそこ高い
- 飲食店で定番化している
- 唯一ちゃんとミラノ由来
- “ミラノ風○○”文化を支える原点感がある
からである。
ただしネットミーム的には、
- ミラノサンド
- ミラノ風ドリア
の二強が圧倒的すぎる。
もはやこの二つだけで
「日本のミラノ概念」を形成していると言っても過言ではない。
なぜ日本人は“ミラノ”が好きなのか
興味深いのは、
「ローマ風」や「フィレンツェ風」よりも、
なぜか「ミラノ風」が日本で強いことである。
おそらく理由は、
- 語感がオシャレ
- 都会感がある
- 高級そうなのに親しみやすい
という、
絶妙なブランド力にある。
つまり日本における“ミラノ”とは、
実在都市というより、
「ちょっと洒落てる庶民洋食概念」
なのである。
まとめ
- ミラノサンドとミラノ風ドリアの二強は確定
- 第三候補はミラノ風カツレツが有力
- 実際のミラノ要素は意外と薄い
- “ミラノ”は日本で独自進化した概念
- もはや「庶民派欧風」の記号になっている
イタリア人が見たら困惑しそうだが、
日本人にとってミラノとは、
ドリアとサンドの向こう側にあるのである。
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