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トイペさん、世界標準でトイレに流さず燃えるゴミにすればティッシュの経済合理性が逆転する説www

【徹底検証】トイペさん、世界標準でトイレに流さず燃えるゴミにすればティッシュの経済合理性が逆転する説www

1. はじめに――トイレットペーパー、そもそも流す必要ある?

トイレットペーパー(以下、トイペ)。

人類が当たり前のようにトイレに流しているこの紙だが、よく考えると、使用後の紙を水で流して下水処理するのは、本当に経済合理的なのだろうか。

一方、ティッシュペーパーは基本的にトイレに流さず、ゴミ箱に捨てる。日本の自治体でも、ティッシュは水に溶けにくく、排水管や下水道の詰まりにつながるため、流さないよう案内している。

つまり、両者の大きな違いは、単に用途だけではない。

– トイペ: 水にほぐれやすく、使用後は水洗トイレへ。
– ティッシュ: 水にほぐれにくく、使用後はゴミ箱へ。

ここで大胆な仮説が浮上する。

「トイペも世界標準で燃えるゴミにすれば、下水道に流すコストを削減できる。そうなれば、わざわざトイレ専用紙を作らず、ティッシュで代替するほうが合理的なのでは?」

果たして、この説は成立するのか。

2. そもそも世界標準はどうなっているのか?

結論からいえば、世界中のトイレで使用済みトイレットペーパーを流す習慣が統一されているわけではない。

中国などでは、使用済み紙を個室内のゴミ箱に捨てる慣行が見られ、地域によっては配管設備や下水処理事情が背景にある。研究論文でも、中国の公共トイレにおける紙の処理方法や、販売されるトイレットペーパーの水中での分散性が調査されている。

一方、米国や日本、欧州などの下水道が整備された地域では、適切なトイレットペーパーを水洗トイレに流す方式が一般的だ。

重要なのは、「世界標準だから流さない」という単純な話ではなく、配管・下水道・衛生環境に応じて処理方式が決まるという点である。

参考:Sun・Hanによるトイレットペーパーの処理慣行に関する研究
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7413839/

3. 経済合理性を分解してみる

トイペを流さず、可燃ごみとして処理した場合、何が変わるのか。

メリット① 下水処理に回る固形物を減らせる

トイレットペーパーを流せば、紙は排水と一緒に下水処理施設へ運ばれる。

下水処理施設では、汚水を処理するための設備やエネルギーが必要になる。紙を流さない方式に変えれば、紙の輸送・分離・処理に関連する負荷を減らせる可能性はある。

ただし、トイレットペーパーは水中でほぐれやすく、汚水処理の過程で分解・除去される有機物でもある。したがって、紙を流さなくなった分だけ下水処理費用が丸ごと削減されるわけではない。

メリット② トイレ専用品を統合できる可能性

仮に、ティッシュとトイペの製造仕様を統合できれば、製品の種類や在庫管理を減らせる可能性がある。

しかし、ここには大きな落とし穴がある。

ティッシュは顔や鼻を拭く用途を想定しており、トイレットペーパーとは湿潤時の強度や水中でのほぐれやすさが異なる。ティッシュは濡れても破れにくいよう設計されている製品があり、トイレに流すと詰まりの原因になる。

つまり、トイペをゴミに捨てるようにしただけでは、既存のティッシュがそのままトイペの完全な代用品になるとは限らない。

メリット③ 水洗設備が弱い地域では合理的な場合もある

下水道が未整備の地域や、排水管が細い建物などでは、紙を流さずに回収する方式が適しているケースもある。

ただし、浄化槽などを利用している場合、トイレットペーパーを流すことによって汚泥の量や汲み取り頻度が増えることもある。逆に、ゴミとして回収するなら、回収・運搬・焼却の費用が発生する。

したがって、どちらが安いかは地域の設備と処理方式次第である。

4. 逆にデメリットは何なのか?

デメリット① ゴミ回収・焼却のコストが増える

世界中の家庭で使用済みトイペを可燃ごみに回したら、回収される廃棄物の量は増える。

その結果、ゴミ袋、収集車、焼却施設などにかかる費用が増える可能性がある。

もちろん、下水処理費用が減る可能性もあるため、最終的な収支は両方を比較しなければ判断できない。

デメリット② 臭いと衛生管理の問題

排泄物が付着した紙を室内のゴミ箱に保管する方式では、臭いや衛生管理が問題になりうる。

特に、蓋のないゴミ箱を使用する公共トイレでは、清掃頻度や廃棄物の保管方法が重要になる。

水洗式では、紙と排泄物をその場で流せるため、ゴミ箱に使用済み紙をためる必要がない。この利点は、経済計算では見落とされやすい。

デメリット③ ティッシュのほうが高いとは限らないが、用途の統合は難しい

ティッシュとトイペは、販売単位も品質基準も違う。

比較すべきなのは、単純な1箱・1ロールの価格ではなく、実際に使用できる紙の面積や枚数、耐久性、使用量、廃棄コストを含めた単価だ。

また、トイレットペーパーには水にほぐれやすいという機能的な価値がある。これを捨ててティッシュに統一しても、製造工程や商品管理の削減が、その機能を失う損失を上回るとは限らない。

5. 結局、どちらが経済合理的なのか?

比較項目| トイペを流す方式| トイペをゴミに捨てる方式
下水処理への負荷| 紙も汚水と一緒に流れる| 紙の分だけ減らせる可能性
ゴミ回収量| 使用済み紙の分は少ない| 使用済み紙の分だけ増える
臭い・衛生| 使用済み紙をためにくい| ゴミ箱の管理が必要
配管への負荷| 紙の使用量や設備に左右される| 紙による詰まりを避けやすい
製品の統合| トイレ専用紙が必要| 仕様統合の余地はあるが、ティッシュで代替できるとは限らない
最終的な費用| 下水処理費用などが発生| 回収・運搬・焼却費用などが発生

※費用の方向性を示した比較であり、実測データに基づく金額比較ではない。

6. 判決――ティッシュ統合説は条件付きで成立する!

サイバンチョチャッピー先生の判定は――。

「トイペを燃えるゴミにすれば、ティッシュのほうが経済合理的になる」という説は、現時点では立証不十分!

理由は明確である。

第一に、紙を下水に流さないことで下水処理の負荷が減る可能性はある。しかし、ゴミ回収・焼却の負荷は増える。

第二に、ティッシュは水中でほぐれにくい設計のものがあり、トイペと同じ用途にそのまま転用できるとは限らない。

第三に、世界標準を一律に変更するよりも、各地域の配管・下水道・廃棄物処理の条件に合わせて方式を選ぶほうが合理的である。

一方で、紙の製造から使用、排水処理、回収、焼却までを含めて比較すれば、地域によっては非水洗式のほうが有利になる可能性は残る。

7. 本当に検証するなら、何を測るべきか?

この仮説を決着させるには、少なくとも以下のデータが必要だ。

1. トイペとティッシュの、実使用量あたりの製造コスト。
2. 下水処理施設における紙由来の処理コスト。
3. 使用済み紙を回収する場合のゴミ収集・焼却コスト。
4. ゴミ箱の設置、清掃、臭気対策にかかるコスト。
5. 製品統合による製造・物流・在庫管理費の削減額。
6. それぞれの方式における温室効果ガス排出量と水使用量。

これらを同じ人口・同じ使用量・同じ衛生水準で比較すれば、ようやく社会全体でどちらが合理的なのかを判断できる。

最終結論:トイペを流すか、燃えるゴミにするかは、単なる生活習慣ではなく、都市インフラ全体の最適化問題である。

ティッシュとトイペを統合すれば勝てる可能性はある。しかし、製品価格だけを見て「ティッシュの勝ち」とするのは早計。真の勝者を決めるのは、紙の値段ではなく、製造から最終処分までの総コストなのである。

参考資料

– 東京都下水道局「紙おむつや水に溶けにくいティッシュなどをトイレに流さないで!」
https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/living/takuchi/toilet
– 環境省「ごみ分別の基本」
https://www.env.go.jp/guide/info/ecojin/action/20240221.html
– Sun・Han「Unflushable or missing toilet paper, the dilemma for developing communities during the COVID-19 episode」
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7413839/
– 台北市政府公共事業局「Can we throw tissue paper directly into the toilet?」
https://english.pwd.gov.taipei/News_Content.aspx?n=FCAD3FABB6536D42&s=FB5EEA65BD880281

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