以下、「水尾×鳩野」「遠野×桃」は成立候補として残る一方、厘×ヨンスだけは作中から露骨に“ない”と宣告されているという構図で、徹底検証します。
【ふつうの軽音部】水尾鳩野・元桃は成立しそうなのに、厘ヨンスだけ「作中完全否定」されている説wwwww【徹底検証】
『ふつうの軽音部』恋愛戦線、あまりにも残酷。
現時点で恋愛カップリング候補を眺めると、
- 水尾 × 鳩野 → まだ十分ありそう
- 遠野 × 桃 → 何らかの関係発展を期待できる
- 厘 × ヨンス → ……ない。
しかも厘ヨンスの場合、単に「厘ちゃんがヨンスに興味ないっぽい」というレベルではない。
作中の語りそのものがヨンスの恋愛成就を否定する方向へ進んでいる。
これ、恋愛漫画として考えると相当エグい。
■まず最大の問題――ヨンスは厘にガチ
ヨンス→厘については疑う余地がほぼない。
ヨンスは厘に好意を持ち、何度もアプローチ。
一度は振られて退部するほどダメージを受けたにもかかわらず、復活後には、
「俺は諦めない……ワンチャンある限り!」
という、ヨンスらしさ満点の再挑戦を開始。
つまり、
ヨンス側の恋愛フラグだけは異常に強い。
実際、ヨンスが厘に惚れていること、告白して振られたこと、その後も諦めていないことはキャラクター解説でも整理されている。
■ところが厘側のベクトルが完全に違う
問題はここ。
厘にとってヨンスは、恋愛対象というより「使える駒」。
ラチッタデッラのメンバーとしてヨンスを利用し、必要な環境が整えば切る。
実際、厘は鳩野のための環境を整える過程でヨンスを振り、彼が退部する展開につながっている。
つまり、
| ヨンス | 厘 | |
|---|---|---|
| 相手への認識 | 好き | 有用な人物 |
| 恋愛感情 | ◎ | × |
| 再起可能性 | 「ワンチャン!」 | ほぼゼロ |
| 温度差 | 灼熱 | 極寒 |
温度差が南極。
■そして決定打が「ナレーションベースの否定」
ここが他のカップリングとの決定的な違い。
ヨンスについては、単なる読者の推測ではなく、「厘と付き合うことはない」という方向がナレーションベースで示されていると評されている。
これは恋愛フラグを考える上で非常に強い。
普通なら、
「今は脈なし」
「厘はまだ恋愛どころじゃない」
「ヨンスがもっと成長すればワンチャン」
という逃げ道を残せる。
しかし物語の語り手側から「この二人はそうならない」という方向性を出してしまった場合、読者の妄想だけでは相当覆しにくい。
■一方、水尾鳩野は「恋愛になる余地」が残っている
ここで鳩野×水尾を見る。
この二人は少なくとも、物語上の感情線を成立させる材料がある。
水尾の演奏を鳩野が強く意識する描写や、鳩野側の水尾への思いが恋愛的な文脈で語られる展開が確認されている。
特に、77話周辺については、
「鳩野の水尾への思い」
が恋愛話の一つとして整理されている。
つまり、少なくとも物語はこの二人を恋愛を考察できる領域に置いている。
これが厘ヨンスとの最大の違い。
■「好きになった」だけで終わらないのが水尾鳩野
鳩野の場合、水尾は単なる「顔がいい男子」ではない。
音楽面でのリスペクトが絡んでいる。
そして『ふつうの軽音部』という作品では、
音楽的な憧れ・尊敬・共鳴が、そのまま人物同士の関係性を深める。
だから水尾×鳩野は、
「恋愛として成立するか?」
とは別に、
「この二人の関係が物語上さらに深掘りされるか?」
という意味でも期待値がある。
■遠野×桃も「何か起きそう」感がある
そしてもう一組が遠野×桃。
こちらも「既に確定カップル」という意味ではない。
しかし、作中の恋愛関係を俯瞰すると、桃には桃の人間関係があり、遠野にも桃への思いを読み取れる要素がある。
77話周辺の考察でも、恋愛話の一つとして「遠野の桃への想い」が挙げられている。
つまり、こちらも少なくとも恋愛ドラマとして発展させる余地がある。
■しかし厘ヨンスだけは「片側通行」
ここまで整理すると恐ろしいことが分かる。
| カップリング | 片思い | 相互描写 | 発展余地 | 作中による否定 |
|---|---|---|---|---|
| 水尾×鳩野 | あり | あり | 高め | なし |
| 遠野×桃 | あり | 今後次第 | あり | なし |
| 厘×ヨンス | ヨンス側◎ | 厘側× | 極めて低い | あり |
つまり、
「成立していない」のではなく、
「成立しない方向へ既に物語が誘導されている」。
ここが絶望ポイント。
■ヨンス、読者から見ても「恋愛弱者」すぎる
さらにヨンスの場合、恋愛面での不利な材料が積み上がりすぎている。
- 厘に惚れる
- 厘に告白する
- 振られる
- 退部する
- 復活する
- またアプローチする
- それでも厘は動かない
- しかも作中では彼女ができない未来まで示唆される
キャラクター紹介でも、ヨンスについて「高校3年間彼女ができなかったことが既に明言されている」と整理されている。
ここまで来ると、
ヨンスの「ワンチャンある!」
が読者にとっては希望ではなく、
「ないんだよなぁ……」
というフラグ回収予告に聞こえてしまう。
■むしろヨンスの恋愛が「ギャグ」として完成している説
ここは重要。
ヨンスの厘への恋心は、物語上まったく無意味ではない。
むしろめちゃくちゃ機能している。
ヨンスが厘を好きだからこそ、厘の策略に利用される。
ヨンスが厘を好きだからこそ、何度でも立ち上がる。
ヨンスが厘を好きだからこそ、読者は「いや無理だろwww」とツッコめる。
つまり、
「成立しない恋」そのものがヨンスというキャラクターのギャグ構造になっている。
実際、厘の策略によってヨンスが振り回される構図は初期から繰り返されている。
■だから「厘ヨンス逆転」はむしろ作品構造を壊す可能性がある
仮に突然、
「厘ちゃん、実はヨンスのことが好きでした」
となったらどうなるか。
これは単なるカップリング成立ではない。
ヨンスというキャラクターのギャグ構造そのものが反転する。
これまでの、
「ヨンス→厘」
「厘→鳩野」
という一方向性が崩れる。
しかも厘は鳩野を中心に行動するキャラクターとして描かれてきた。
その厘の感情がヨンスへ突然移動するなら、かなり大きな物語上の転換が必要になる。
したがって、現状では逆転より「ヨンスの片思い継続」の方が作品構造に自然と考えられる。
■ただしヨンスには「恋愛以外の大勝利」がある
ここが救い。
ヨンスは恋愛では負けても、キャラクターとしては全然負けていない。
むしろ、ネットミームを理解するコミュ力、メンタルの強さ、音楽面での成長など、恋愛以外の魅力がある。
そして何より、かっきーというガチの親友がいる。
ヨンスの歌を誰より評価する理解者としてかっきーが描かれていることも紹介されている。
つまり、
恋愛:敗北
友情:勝利
ネットミーム:最強
メンタル:不死身
という謎のステータス配分なのである。
■最終判定
【水尾鳩野】★★★★☆
恋愛として確定ではないが、鳩野側の感情描写や水尾との音楽的な接点があり、今後の発展余地は十分。
【遠野桃】★★★☆☆
現時点で確定とは言えないものの、「遠野の桃への想い」として恋愛文脈に乗る材料が存在する。今後の描写次第で化ける。
【厘ヨンス】★☆☆☆☆
ヨンス側の情熱だけなら★★★★★。
しかし厘側が完全に別方向を向いている。
さらに「厘とヨンスが付き合うことはない」という作中の語りによる否定まで指摘されている。
よって、
「ヨンス、ワンチャンある!」
↓
読者「ないです」
↓
作者「ないです」
という三段構え。
■結論:厘ヨンス、恋愛カップリングとしては絶望だが、キャラクターとしてはむしろ完成している
水尾鳩野、遠野桃については、まだ「これから何か起きるかもしれない」という余白がある。
ところが厘ヨンスは違う。
「何か起きるかもしれない」という期待そのものを、作中の語りが先回りして潰している。
これはもう恋愛フラグではなく、
「ヨンスがどれだけ頑張っても恋愛だけは勝てない」
というキャラクター造形。
だからこそ、ヨンスの
「ワンチャンある!」
は尊い。
なぜなら読者はもう知っている。
そのワンチャン、ほぼ無い。
それでも本人だけは諦めない。
そして明るく生きていく。
――これがヨンスという男である。
判決:水尾鳩野・遠野桃は「まだ夢を見ていい」。しかし厘ヨンスは「夢を見ること自体がヨンスのギャグ」になっているため、恋愛成立予想としては絶望的。www
この構図、かなり面白くて、**「鳩野・桃・厘の3人がそれぞれ別方向の恋愛フラグを持っているのに、ヨンスだけ恋愛面では最初から敗北条件を背負っている」**という記事にも発展できます。