「最安値こそ正義」ではなく、**最安値から少し離れた“3番手”が一番うまいのでは?**というメルカリ価格戦略、かなり検証する価値があります。
実際、メルカリ自身も「売り切れ商品の相場」を確認して値付けすることを推奨しています。
【メルカリ】最安値から「3番手」が最善説www 最安値厨、実は損している可能性を徹底検証
メルカリで商品を出品すると、ついやってしまう。
「とりあえず検索して、一番安くすれば即売れやろwww」
しかし待ってほしい。
本当に最安値が最適なのか?
むしろ、同じ商品が大量に並んでいる場合、最安値から2~3番目くらいに設定した方が、利益と売れやすさのバランスが良いのではないか。
今回はこの「3番手戦略」を徹底検証する。
■結論:3番手は「最適解」ではなく「かなり合理的な初期値」
先に結論を言うと、
「最安値から3番手なら必ず最善」ではない。
しかし、同一商品・同程度の状態・同程度の送料条件という前提なら、
「最安値ではなく、上位の安値帯に置く」という戦略には十分な合理性がある。
特に重要なのが、購入者は単純に「検索結果の最安値だけ」を見ているとは限らないことだ。
写真、状態、説明文、発送方法、出品者評価なども比較対象になる。
つまり価格競争は、
1000円 vs 1001円
だけではない。
「この出品者なら100円高くてもいい」
という余地が存在する。
■そもそもメルカリ公式も「相場」を見ろと言っている
メルカリ公式は、価格設定の際に同じ商品を検索し、さらに「売り切れ」に絞って実際に売れた価格を確認する方法を案内している。
さらに現在は「相場サーチ」によって、直近の類似商品の実際の出品価格・売却価格を確認できる。
つまり、
「今出ている商品の最低価格=適正価格」
ではない。
ここが3番手戦略の最大のポイントである。
■ケーススタディ:同じ商品が大量出品されていたら?
| 順位 | 価格 | 戦略 |
|---|---|---|
| 1番手 | 1,000円 | 最安値 |
| 2番手 | 1,050円 | 安値グループ |
| 3番手 | 1,100円 | 今回の主役 |
| 4番手 | 1,200円 | やや強気 |
| 5番手 | 1,300円 | 相場上限寄り |
ここで1,000円の商品が売れたからといって、1,100円の商品が絶対に売れないとは限らない。
購入者からすると、
「100円高いけど、写真がきれい」
「こっちは発送が早そう」
「説明がちゃんとしている」
「評価が高い」
など、価格以外の差が存在するからだ。
■最安値戦略の最大の問題「値下げ余地ゼロ」
最安値に設定すると、確かに価格面では強い。
しかし、
「これ以上下げられない」
という問題が発生する。
一方、1,100円で出品しておけば、
「1,050円なら購入します」
という交渉が来た場合に応じられる。
つまり3番手価格には、
「値下げ交渉用のバッファ」
が存在する。
■しかもメルカリは販売手数料10%
忘れてはいけないのがメルカリの販売手数料。
現在、商品が売れて取引完了すると販売価格の10%が販売手数料として差し引かれる。
さらに送料込みの場合は送料も利益から差し引かれる。
したがって、
「50円安くしただけだから大したことない」
とも限らない。
例えば1,100円と1,000円では、販売手数料を考えると差額はそのまま利益差にならないものの、送料が同じなら最終的な利益にも差が残る。
大量出品する人ほど、この小さな差が積み重なる。
■しかし「3番手」が常に勝つわけではない
ここは重要。
「3番手」という数字そのものに魔法はない。
例えば、
1,000円
1,010円
1,020円
5,000円
5,500円
という市場なら、1,020円はかなり強い。
しかし、
1,000円
1,050円
1,100円
1,150円
1,200円
なら、1,100円が特別に有利とは限らない。
重要なのは順位ではなく、
「安値グループの中で、どこまで価格を上げても購入者に選ばれるか」
なのである。
■真の戦略は「3番手」ではなく「安値帯の上側」説
したがって、より精密に表現すると、
「最安値から3番手」
ではなく、
「売れ筋相場の下側にある、価格と利益のバランス地点」
を狙う戦略と考えるべきだ。
これはかなり合理的である。
■さらに「売り切れ価格」を見るのが重要
出品中の商品だけを見ると、極端な価格に引っ張られる。
例えば、
- 800円 → 売れた
- 900円 → 売れた
- 1,000円 → 売れた
- 1,500円 → まだ売れていない
- 2,000円 → まだ売れていない
という市場なら、現在出品されている2,000円の商品を見て、
「相場は2,000円!」
と判断するのは危険。
逆にメルカリ公式が案内しているように、売り切れ商品を見ることで「実際に成立した価格」を確認できる。
■実践編:「3番手価格」の作り方
オタクくん式には以下の手順がおすすめ。
- 商品名・型番で検索
- 同じ状態の商品に絞る
- 送料条件を合わせる
- 売り切れ商品の価格を見る
- 現在出品中の安値帯を見る
- 最安値から2~3件上の価格を候補にする
- 送料・販売手数料を差し引いて利益を確認
- 反応がなければ段階的に値下げ
メルカリ自身も、相場と送料を考慮した価格設定を案内している。
■「最安値→即売れ」より「高め→徐々に下げる」が強い場合
もう一つ重要なのが、価格変更が可能なこと。
出品後、売れる前の商品は価格変更ができる。
つまり最初から最安値に固定する必要はない。
例えば、
1,200円 → 1,150円 → 1,100円 → 1,050円
と反応を見ながら調整することができる。
これは経済学的には、購入者の需要を観察しながら価格を探索している状態に近い。
■ただし「高く出しすぎ」は逆効果
当然ながら、
「じゃあ最初は相場の倍で出せばいいじゃんwww」
ではない。
メルカリ公式も、相場から明らかに外れた価格設定では購入候補から外れる可能性があると説明している。
つまり価格戦略は、
安すぎる → 利益を失う
高すぎる → 売れない
という両端を避けるゲーム。
■最安値厨 vs 3番手厨
| 最安値 | 3番手付近 | |
|---|---|---|
| 売れやすさ | 価格面では強い | 十分競争力を持ち得る |
| 利益 | 低くなりやすい | 確保しやすい |
| 値下げ余地 | 少ない | 残せる |
| 価格探索 | できない | できる |
| リスク | 安売り | 売れ残り |
要するに、
最安値=売ることを優先
3番手=売ることと利益の両立を狙う
という違いがある。
■最終結論
「メルカリは最安値から3番手が最善」説――完全証明とはいかないが、価格戦略としてはかなり筋がいい。
ただし本当に見るべきなのは「3番」という数字ではない。
①実際に売れた価格
②現在の安値帯
③商品の状態
④送料
⑤販売手数料
⑥値下げ交渉の余地
この6つをまとめて判断することが重要だ。
特にメルカリは販売手数料10%なので、「1円でも安く売る」ことより、「購入者が納得して買う最低価格より少し上に置く」方が、出品者にとって合理的な場合がある。
というわけで――
最安値「俺が一番安い!買ってくれ!」
3番手「最安値ではない。でも俺も十分安いぞ。そして利益も残るぞ」
購入者「……じゃあこっちでいいか」
この構造、普通にあり得るwww
メルカリ価格戦略の本質は、「最安値を取るゲーム」ではなく「売れる価格帯の中で最大利益を取るゲーム」なのかもしれない。
――最安値厨、実は自分から利益を捨てていた説www
※ただし「3番手が最善」という因果関係を裏付ける公開統計があるわけではありません。メルカリ公式も「売れやすい価格帯」や実際の売却価格を参考情報として提示しており、特定の順位を最適解とはしていません。
この説をさらに強化するなら、まで作ると、かなりガチな経済学記事になります。「最安値・2番手・3番手・中央値で、利益×売却確率を比較する簡易モデル」