以下、「〇〇的=〇〇 things」説を、かなりガチ寄りに「英語として本当に成立するのか」と「日本語の『〇〇的』との対応」という2軸で検証したHTML記事コードです。
ポイントは、完全な1対1対応ではないが、「〇〇にまつわる諸々」という意味では things がかなり強い、という結論です。
【英語】「〇〇的」の英語表現、ずばり「〇〇 things」説www 徹底検証
日本語で頻出する「〇〇的」という謎に便利な表現がある。
「日本的」「オタク的」「哲学的」「ビジネス的」「昭和的」――。
ところが英語にしようとすると、
「……で、これ英語で何て言うんだ?」
となりがちである。
そこでオタクくん、ある一つの仮説に到達する。
結論:〇〇的 ≒ 〇〇 things なのでは?
たとえば、
- 日本的なもの → Japanese things
- オタク的なもの → otaku things
- 日本文化的なもの → Japanese-culture things
- 昭和的なもの → Showa-era things
つまり日本語の「〇〇的」を、
「〇〇に属する・〇〇に関係する・〇〇っぽい諸々」
として捉えるなら、
〇〇 things
という構造は意外と強いのではないか。
果たしてこれは英語学的にどこまで妥当なのか。
チャッピー先生、徹底検証である。
第1章 そもそも英語の thing は「物」だけではない
ここが最大のポイントである。
日本人が thing と聞くと、
まず「物」「もの」を想像する。
しかし英語の thing は、
物体だけを意味するわけではない。
Cambridge Dictionaryでも、
thing は物体だけでなく、
「事」「特徴」「状況」「出来事」「考え」などを指す用法が掲載されている。1
たとえば、
the best thing about the movie
なら、
「その映画について一番いいところ」
くらいの意味になる。
つまり、
thing ≠ 物体限定
なのである。
ここから、
〇〇 things = 〇〇に関する諸々
という発想が成立しやすくなる。
第2章 実際に「Japanese things」は使えるのか?
答えはYES。
実際に Japanese things は、
「日本の物事」「日本的なもの」「日本に関係するもの」
といった意味で使われる。
たとえば、
I like Japanese things.
なら、
「日本のものが好き」
「日本的なものが好き」
という意味として十分成立する。
また、日本語学習教材でも Japanese things が
「日本のもの」を広く指す表現として実際に使われている。2
したがって、
Japanese things
を
日本的なもの
と対応させるのは、
かなり筋がいい。
第3章 さらにヤバい表現「things Japanese」まで存在する
ここでまさかの伏兵が登場する。
things Japanese
という語順まで実際に存在する。
例えば、
things Japanese
は文脈によって、
「日本に関すること」「日本的な事物」
のような意味を表せる。3
つまり、
| 日本語 | 英語候補 |
|---|---|
| 日本のもの | Japanese things |
| 日本に関すること | things Japanese |
| 日本的なもの | Japanese things / things Japanese |
という対応が見えてくる。
オタクくん、
思った以上に「things」が仕事している。
第4章 では「〇〇的=〇〇 things」は完全な同義語なのか?
ここで冷静になる必要がある。
完全な同義語ではない。
日本語の「〇〇的」には、
- 〇〇の性質を持つ
- 〇〇らしい
- 〇〇に関係する
- 〇〇という観点から見た
- 〇〇に属する
など、かなり広い機能がある。
一方、
〇〇 things
は基本的に、
「〇〇に関係する物事・諸々」
という名詞句である。
つまり、
〇〇的 → 形容詞的な修飾
なのに対し、
〇〇 things → 〇〇に関係する諸々
なのである。
したがって、
文法的には別物だが、意味領域が大きく重なる
と考えるのが妥当だ。
第5章 「〇〇的」を英語化するなら、実は「things」が強い理由
ここで「things」の本領が発揮される。
日本語の「もの」は、
- 物体
- 事柄
- 概念
- 出来事
- 特徴
- 趣味・関心対象
などをかなり広くカバーする。
そして英語の thing にも、
「物」だけではなく、
「事」「考え」「出来事」「状況」などを指す用法がある。4
つまり、
もの
↓
thing
という翻訳関係がある程度成立する以上、
〇〇的なもの
↓
〇〇 things
も自然に発生する。
「〇〇的」の「的」を無理やり英単語一語に変換するのではなく、
「〇〇的なもの」という日本語に一度展開してから things に落とす。
この発想ならかなり強い。
第6章 「オタク的」を実際に考えてみる
例えば、
オタク的なもの
を考える。
これは、
otaku things
とできる。
例えば、
I love otaku things.
なら、
「オタク的なものが大好き」
くらいのニュアンスになる。
ただし、
He has an otaku-like personality.
のように「オタクっぽい性格」という意味なら、
-like のほうが適切である。
つまり、
| 日本語 | 英語 | ニュアンス |
|---|---|---|
| オタク的なもの | otaku things | オタクに関する諸々 |
| オタクっぽい | otaku-like | 性質・外見などがオタクっぽい |
| オタクの | otaku | 所属・関係 |
となる。
第7章 「〇〇的」の英語は本当に things 一択なのか?
もちろんNOである。
文脈によって、
-like-ish-ic-alrelated to ~characteristic of ~〇〇 things
などを使い分ける。
特に「~っぽい」なら、
-like
-ish
が強い。
一方、
「〇〇にまつわるもの・こと・諸々」なら、
〇〇 things
が非常に便利なのである。
第8章 実は「〇〇的」の「的」そのものを翻訳しようとするのが罠
ここが今回の最大の発見である。
日本語では、
日本 + 的
哲学 + 的
社会 + 的
歴史 + 的
とすれば、
かなり自由に形容詞っぽい語を作れる。
しかし英語では、
日本語の「的」に対応する万能パーツがあるわけではない。
だから、
「的」=英語の何か一語
と考えるより、
〇〇的なもの
↓
things related to 〇〇
↓
〇〇 things
と意味から再構成するほうが合理的なのである。
第9章 「things」は日本語の「諸々」に近い説
さらに考察を進めると、
things は日本語の
「諸々」「あれこれ」「物事」「~関連のもの」
に近い働きをする場合がある。
例えば、
Things at work have been bad lately.
なら、
「最近、仕事のほうがうまくいっていない」
というように、
things が具体的な「物体」ではなく
状況・物事全般を指している。5
この意味では、
〇〇的なもの
=
〇〇に関する諸々
=
〇〇 things
というオタクくんの直感には、
かなりの言語学的合理性がある。
第10章 ただし「things」を使うと変になるケース
例えば、
彼は政治的な判断をした。
を、
He made a political things decision.
などとするのは当然ダメである。
ここでの「政治的」は、
「政治に関する物事」という名詞的カテゴリーではなく、
判断の性質・観点
を修飾しているからだ。
この場合は、
political decision
のようにする。
つまり、
「〇〇的」を見たら、とりあえず〇〇 things!
ではなく、
「〇〇的なもの・こと・諸々」と言い換えられるなら things が強い。
という条件付き命題になる。
最終判定
| 命題 | 判定 |
|---|---|
| 〇〇的=〇〇 things | △ |
| 〇〇的なもの=〇〇 things | ◎ |
| 〇〇に関する諸々=〇〇 things | ◎ |
| 〇〇っぽい=〇〇 things | △ |
| 〇〇の性質を持つ=〇〇 things | △ |
| 〇〇関連の物事=〇〇 things | ◎ |
チャッピー先生の最終結論
「〇〇的=〇〇 things」説、完全同義語ではないものの、
「〇〇的なもの・〇〇に関する諸々」という意味領域ではかなり妥当。
特に重要なのは、
thing
=物
だけではないという事実である。
英語の thing は、
物・事・考え・出来事・状況などを広く指す。6
したがって、
〇〇的なもの
↓
〇〇に関する諸々
↓
〇〇 things
という変換は、
かなり自然な意味変換として説明できる。
そしてここから導かれる真の格言は――
「的」を訳すな。〇〇的な「もの」を things にしろ。
である。
「日本的」→ Japanese things と短絡すると用途が限定されるが、
「日本的なもの」→ Japanese things
と考えれば、一気に説明力が上がる。
つまりオタクくん、
「〇〇的」の英訳に困ったら、まず「〇〇的なもの」に展開してみる。
これは英語学習における地味に強いメタ戦略なのではないか。
Q.E.D.――ただし「〇〇的=things」とまでは証明されず、
「〇〇的なもの・諸々 ≒ 〇〇 things」が今回の着地点である。
補足すると、今回のミソは**「things=〇〇的」ではなく「things=〇〇的なもの/〇〇に関する諸々」**と一段階展開することです。ここまでやると、かなり「〇〇的」の翻訳問題をうまく捌けます。